Sri Lanka|Nuwara Eliya|Sri pada(Adam’s peak)|2015.05.18〜05.25

2015.05.21

往復8時間とも、片道5時間とも言われるスリーパーダ(アダムスピーク)。
標高2238mのその御神体は、前日キャンプへ入り、2じごろから登るというもの…どのガイドブックにも、ネットで調べてもそう書いてある…多分ご来光に合わせているのであろう。
しかしながら今はシーズンオフ。
下手すると、登山者は他に誰もいないという事も十分に考えられる(結果、4人組のグループとすれ違った以外、登山者とは誰も会わなかった)。
日々トレーニングで体を鍛えている事と、富士山や屋久島で自信を付けている事も有り、一気に制覇してやる!!
という意気込みで早朝からの登山に挑んだ!
山を登る時はいつも色々な事を考える。
常に自分と否が応でも向き合うからだ。
人は何故人生を生きるのか?
金持ちになりたいから?
いい女を抱きたいから?
老後迄、安定した生活を送りたいから?
いや、僕は違う。
短い人生の中で、少しでも沢山の心が震える経験をしたいから。
凡人でありながら、少しでも多くの悟りを開きたいから。
苦しい事、辛い事の先にある、目に見えないものを手に入れたいから。
経験をしなければ、絶対に手に入らないそのなにかを。
己の人生哲学は、大切な人の心を揺さぶる様な影響を、大切な人に与える人生。
如何に自分が投げかける事で、相手が心を乱し、考え、影響を与え合い、共鳴出来るか。
逆に、自分が向き合うべき必要のある相手かどうかも見極める事が出来る。
相手が、自分と出会った事で、どれだ沢山のものを僕から影響され、盗み取り、その後の人生をより豊かに出来るかどうか。
逆もそれ真なり。
その為に、自分の経験や知識、器を如何に大きく出来るかどうか。
汲んでも汲んでも溢れ出る泉の如き。
しいては、やはり自分との戦い。
自分が登山している距離など、所詮Googlemap的には、ただの点。
土砂降りの雨の中を登頂。
山登りは、いつもライバルは自分の外側ではなく、自分の心だという事を教えてくれる。
山頂に到着すると、先程まで降っていた雨が止み、太陽が顔を出した!!
雨期のスリランカでの旅で、最初で最後の雨である…


                     茶畑