自分の記憶がある限りで、初めてハンカチを買った。
自分の中で、ハンカチは女性に借りる物であって、ハンカチを持つ男子は女性の様で気持ち悪いと思っていたからだ。
もしくは、自分1人の場合でもエアタオル等があるので、不自由した事が無いのも理由の1つだ。
しかしながら、弟の結婚式といい、祖母の葬式といい、号泣しまくりで、いつも母からハンカチを借りる始末…。
あんたが泣きすぎるから泣けない…ハンカチぐらいは自分で買いなさい…と言われ、年々涙もろい事もあり一大決心をした…そんな大した事ではないのだが…。
先日、某セレクトショップの長い付き合いの店員さんに、面(見た目)が良ければいいでしょ!と大変悲しい事を言われたが、人間が違えば年々価値観も変わってくる。
そんな事を言うのなら、君のセレクトショップで買う必要も無いわけで…なかなかインポートの拘った物を探すのは難しい。
かといって、必ずインポート=良い物、では無い。
日本より歴史が長いブランド(服などは当然の事ながら)だからこそ、そこに深い拘りや信念が存在する(ディティールやカッティング、バランスや歴史)のである。
日本製のように流行ばかり追っている大半の物は、他のアジアの物とたいして変わらず、すぐに流れ行く(流行が過ぎる)のが目に見えている。
グローバルスタンダードには程遠い…。
Simonnot-Godard Mouchoirs|France
2013.03.08