ソニーがiTunesに邦楽配信|開放に転換 |日本経済新聞

2012.11.07

音楽ソフト最大手のソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)が7日、米アップルの配信サービス「iTunes(アイチューンズ)」に対して日本人アーティストの楽曲の提供を始めたと発表した。
これまで携帯音楽プレーヤーで競合するアップルに邦楽は提供していなかったが、長い交渉の末に条件面で合意した。
アップルは、SMEに対し8年間“ラブコール”を送り続けてきた。
SMEが魅力あるコンテンツを数多く抱えるからだ。
例えば、いきものがかり、久保田利伸、西野カナ、ラルク・アン・シエル、JUJU、中島美嘉などヒット曲を多数持つアーティストが所属。
さらに松田聖子や尾崎豊、プリンセスプリンセス、渡辺美里ら往年のヒット曲も多い。
今回の契約でアップルの配信サービスで大量の楽曲が購入・再生可能になる。
楽曲は順次増やす。
価格は1曲250円前後、アルバムは2000円前後が中心だ。
アップル流の配信形式を踏襲し、データ量は毎秒256キロビットという高音質で配信。
DRM(デジタル著作権管理)と呼ぶ技術でコピー制限もかけておらず、メーカーの壁を越え様々な機器に転送して楽しめる。