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2013.06.07

【解像度を上げよ|株式会社キナックスホールディングス|有限会社ペーパーカンパニー|代表 中村修治】
恥ずかしながら…私は、体重が86kgもあるメタボ体型である。
ダイエットを考える時の目標値は、5kg単位。
そんな大雑把な数値目標は、お約束通り達成された試しが無い。
これが、コンマ何秒の世界を競うアスリート達では別世界である。
数g単位で体重管理をする。
私の、数千分の1の単位で自分の体を管理する。
だから数ミリ、コンマ何秒の、私たちには見えない世界が見えてくるのだ。
打撃の神様、川上哲治さんは、投手の投げてくる球が止まって見えたという。
武術の達人は、相手の動きがコマ送りに見えるという。
ダンスの名人は、より円に近い精度でステップが踏めるという。
達人達の動きは、無駄が無い。
キメが細かい。
滑らかである。
それは、一般の私たちとは明らかに違う解像度で、目の前の事象を捉えている証拠である。
その解像度の高さは、明らかにアウトプットの質を変える。
要は、物事を「どう視ているか?」が、その人の行動になり、言動となると言っても過言では無い。
では、どうしたら解像度は上がるのか?
分解能は、鍛えられるか?
そんなもんアウトプットし続けるしか無い。
動く、話す。
その表現の繰り返しの中に、次が見えてくるのだ。
最初はギクシャクしていた動きも、繰り返しているうちに滑らかになる。
そこには、間違いなく解像度の上がった目を持った自分がいる。
数gの体重の違いが何ミリ単位の違いになる事。
それは、身を持って体験しないと分からない事。
やり続けないと見えてこない世界なのである。