運と成功を呼び込む5条件|lucky は必然|日本経済新聞

2012.10.30

スタンフォード大学のクランボルツ教授の提唱する『Planned Happenstance Theory (計画的偶発性理論)』という考え方がある。
キャリア形成に関する理論で、自分のキャリアを意識的かつ計画的に立てていこうとする従来の考え方に対し、『人のキャリア(職業)は計画して決まるわけでなく、予期しない偶然の積み重ねで決まっていく。
よって、予期せぬ出来事をいかに自分にとってチャンスにするかが大事』という考え方。
人生の成功は予期しない偶然や出会いによって大きく影響される。
つまり、その偶然や出会いが起きやすくなるように行動し、そのチャンスを察知することが大事。
よって、偶然を運命にかえて成功する人と、偶然がただの偶然で通り過ぎてしまう人の違いは、その人の心構え次第。
運と成功を呼び込む5条件(この理論で推奨している行動は、起業家に求められている精神そのもの)
【好奇心|Curiosity】
面白いと思った事、やりたいと思った事、今ひらめいた事
とにかく、興味がわいたことに対してちゅうちょせずに“やってみる”姿勢
【粘り強さ|Persistence】
「どんな失敗や壁にぶつかってもあきらめずに粘ったことだ」
多くのベンチャーは同じような壁にぶつかるが、その多くは早くにあきらめすぎることで、成功を逸しているという
その差は僅かだ
【柔軟性|Flexibility】
理念や目標にはこだわり続けながらも、その道筋は柔軟に変えてゆく
他業種から解法のヒントを得られるようなきっかけ作り
【楽観主義|Optimism】
どんな世界の成功者も、おおよそ楽観主義である
成功者の裏には、人並み以上の失敗と苦労があり、そのすべてに悲観していては、成功には近づけない
【冒険心|Risk Taking】
積極的に挑戦する心、リスクを取る姿勢
「考えてから動く」のではなく、「動いてから考える」
直感と感性に従い、善かれと思ったことには飛び込んでゆく勇気と強い心を持つものだけが、成功のチャンスに巡り会える
チャンスは挑戦者のみに与えられる。
普段自分が意識しているマインドそのものであるが、まだ成功にほど遠いという事は、より強い思いと意志が必要と言う事なのであろう…。